朝日スポーツキッズ

サッカー 卒業記念手賀沼大会

高野山V
湖北台5連覇逃す

　

　我孫子市サッカー協会の2020年度卒業記念手賀沼サッカー大会(朝日新聞販売所我孫子支部後援)は2月14日、同市の五本松運動広場で決勝があり、高野山サッカースポーツ少年団が湖北台クラブを1―0で破り、優勝を決めた。湖北台は5連覇を逃した。

▽決勝
高野山 1-0 湖北台

⚽…値千金の決勝ゴールは、意外な展開から生まれた。20分ハーフの後半13分だった。
　中盤から右サイドにボールが出た。サイドハーフが1人交わして浮き球を入れる。このボールがペナルティーエリアのやや外で高く弾み、相手ディフェンダーや飛び出していたゴールキーパーの裏へ。詰めていたFWの片岡大翔君がボールをコントロールし、無人のゴールに流し込んだ。
　高野山SSSの樋熊新介ヘッドコーチは「きれいなゴールではなかったが、気持ちのこもったいいゴールでした」。
　試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、高野山SSSベンチと応援席は歓喜に包まれた。1年時から6年間、1度も勝てなかった強敵を下し、栄冠を手中にしたのだ。主将でMFの荒井稜司君は「実力は相手が上。どうしても勝ちたい、という気持ちで上回ったと思います」と話した。
　樋熊ヘッドコーチは長男の元太君の入部をきっかけに指導者となり、このチームと6年間歩んできた。新たなステージへ旅立つ選手たちにエールを送る。「最後まであきらめず、強い気持ちで頑張る。そうすれば必ずいい結果が出る。今回のことで学んでくれたと思います。中学生になっても忘れないでほしい」

• WEB写真館はこちら