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少年少女スポーツ2025年4月の話題

スポーツクライミング

ジャパンカップ優勝
藤野選手、自己新で

松戸

 スポーツクライミングの国内ビッグタイトル、スピードジャパンカップ2025が2月16日に佐賀県であり、松戸市の藤野柊斗選手(東洋大)が初優勝した。自己新記録の5秒18で、15㍍の壁を登り切った。
 昨シーズンは記録が伸び悩んだが、冬のオフシーズンに筋トレや食生活改善に取り組み、体を改造。ジャパンカップでは「動きのきれがよく、体の底から熱くなる感覚」に包まれた。決勝では日本記録保持者を破り、雄たけびをあげた。
 子どものころは木登りが好きで、親から「スポーツクライミングをしたら」と誘われ、近くのクライミングジム「カルチェロッシュ」に通うように。「努力した分、タイムに出る」と熱中した。この先の目標は「2028年のロス五輪」。4月4日に市役所を訪れた際には、本郷谷健次市長からも「次の五輪を目指し、頑張って」とエールを贈られていた。

朝日サッカースクールに148人

元なでしこの技、子どもに

サッカースクール

 子どもたちにサッカーの楽しさを伝える朝日新聞ジュニアサッカースクール(主催・朝日新聞社、千葉北部朝日会)が3月9日、柏市の柏の葉公園総合競技場で開かれた。参加した148人の子どもたちは、元なでしこジャパンの澤穂希さんらの指導を受けながら、笑顔でボールを追いかけた。
 この日のゲストコーチは、2011年の女子ワールドカップで優勝したメンバー。主将の澤さん、宮間あやさん、岩渕真奈さんの3人が、東葛エリアの小学1~3年生と一緒に汗を流した。
 開会式では、宮間さんが「みんな元気?大丈夫? 今日は楽しくやりましょう」と、子どもたちの声を引き出しながらあいさつ。ボールを使ってウォーミングアップした後、学年ごとの練習に取り組んだ。
 ドリブルの練習では、岩渕さんが「会場にいるお父さん、お母さんに手を振りながら、顔を上げてドリブルしてみて」「今度は後ろに走りながらドリブル」などと、内容を少しずつ変えながら指導。澤さんも「チャレンジする気持ちを大切に」「一生懸命練習してくれてうれしい」などと、子どもたちに声を掛けた。
 スクール後半は、ゲストコーチら大人チームと子どもチームによるミニゲーム。子どもたちは、ゲストコーチと競り合いながらボールを蹴り、ゴールを目指した。シュートを決めた松戸市の高橋円花さん=当時小3=は「これまで、サッカーをする機会がなかなかなかったけど、今日はゴールも決めることができてうれしい。ゴールを決めたら、コーチがハイタッチしてくれた」と、はにかんだ。
 最後に澤さんは「これから、何でもいいので、好きなことに出会い、一生懸命楽しんでください」と、エールを贈っていた。


全日本SUPクラス別で優勝

柏の中司さん、目標「世界」

柏

  水に浮かぶボードに立って、パドル(櫂)で水上を進むSUP(サップ)。アウトドアレジャーとして、近年注目を集めているが、スピード競技も盛んだ。柏市立酒井根中1年の中司直里さん(12)は、昨年の全国大会で優勝。いま、世界への飛躍を目指している。
 昨年10月、宮城県名取市で「第11回全日本SUPレース選手権大会」が開催された。Kidsクラス高学年男子に出場した、当時小6の中司さんは、海上に設けられた1・5㌔のコースを漕ぎ、強い風が吹くなか、11分29秒と2位に3分以上の差をつけて優勝した。「全日本での優勝を目指し練習してきたので、うれしかった」と、中司さんは振り返る。
 SUPに出会ったのは小2の時。アウトドア好きの家族みんなで体験してみた。「それまで、スポーツはあまり好きでなかった」が、一気にはまった。小4からは、千葉市の稲毛海岸で活動するKawaIサップクラブで、競技向けの練習に取り組みだした。指導する川井雄次郎さんは「黙々と漕ぐ集中力がすごい。練習では『大丈夫かな』と心配になることもあるが、本番では強さを発揮する」。
 中司さんの持ち味は、直線でのスピード。ただSUPでは、ブイを回るコーナーワークや、相手との駆け引きも必要で、これからテクニックにも磨きをかけていくという。
 種目によっては22㌔もの長距離レースに挑戦したこともあり、「次の日は筋肉痛で立つことができないくらい」という。それでも「海や湖の上からでなければ見ることができない景色に出合える」。今年の初日の出を見たのも、海の上だ。
 3月25日には、柏市の太田和美市長を表敬訪問。今後の目標を聞かれ、「世界一を目指したい」と、力強く答えていた。



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