少年野球 2022年7月の話題
千葉県少年野球低学年大会(ロッテ旗)野田市予選
野田南部Jrが連覇
第28回千葉県少年野球低学年大会(ロッテ旗)野田市予選の第13回雪印メグミルク低学年大会は6月19日、同市の関宿少年野球場で決勝があった。野田南部Jrが柳沢ロッキーズ・野田ドンキーズ合同チームを8―5で下し、2年連続2度目の優勝を果たした。
▽決勝
| 柳沢ロッキーズ・野田ドンキーズ合同 | 0-3-2-0 | 5 |
|---|---|---|
| 野田南部Jr | 1-1-5-18 | 0 |
⚾…3点を追う野田南部Jrが三回、打者一巡の猛攻で一挙5点をあげ、試合をひっくり返した。
この回先頭の山本暖が死球で出塁。二盗とパスボールで三塁に進み、渡辺羽空、青山桜也、加賀谷大空、古谷碧唯の4連続タイムリーなどで逆転した。「2点取られたら3点取る。打ち勝つチームにしたい」と山本拓監督。9安打のうち6本が長打だった。
野田南部Jrは、西新田子ども会、七光台ヤンキース、山崎クーガーズの合同チームだ。単独では4年生以下の低学年チームが編成できず、数年前から3チーム合同で大会に参加している。
野田市少年野球連盟には、現在14チームが加盟している。関宿町と合併した2003年当時は28チームあったというから、19年間で半減したことになる。
千葉県少年野球低学年大会(ロッテ旗)流山市予選
南流ファイターズ21年ぶりV
第28回千葉県少年野球低学年大会(ロッテ旗)流山市予選の第25回流山市少年野球低学年大会は6月11日、同市少年野球場で決勝があった。南流ファイターズが流山ホークスを5―4で破り、21年ぶり2度目の優勝を果たした。
▽決勝
| 流山ホークス | 0-0-2-2 | 4 |
|---|---|---|
| 南流ファイターズ | 3-1-0-1X | 5 |
⚾…試合は走力に勝るファイターズがサヨナラ勝ちした。ファイターズは初回に3点、二回にも点を重ねて快勝かと思われたが、ホークスが三回、渡辺陽の適時二塁打などで2得点。さらに四回にはヒットと四球で無死満塁とし、2点を追加。一気に同点に追いついた。このピンチにファイターズは「少し緊張したがここはしっかり抑えようと思った」と話すエース橋本東樹が交代でマウンドに立ち逆転は阻止。その裏、時間制限を迎えたファイターズの攻撃は片倉朱佑が四球で出塁し、ボークの後、三盗への捕手の送球が逸れ、ホームへ生還。無安打ながら足で勝利を手繰り寄せた。
試合後、南流ファイターズ戸田清則監督は「よくがんばって粘って勝ってくれた」と選手をたたえた。鹿島琉主将は「チーム全員ががんばった」と胸を張った。
高円宮賜杯全日本学童軟式野球県予選
豊上ジュニアーズ 猛打で制覇
「小学生の甲子園」4度目出場
高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球千葉県予選大会マクドナルド・トーナメントは6月5日に決勝があり、柏市代表の豊上ジュニアーズが3大会連続4度目の優勝を果たした。豊上は県代表として全国大会(8月8～14日、東京都内)に出場する。
支部代表の16チームが全国大会行きの切符をめざした今大会、豊上は4試合とも大差で勝利を収めた。17―3、9―2、14―6、そして決勝が18―1。全17イニング、毎回得点のおまけつきだった。
チーム打率は驚異の5割6分4厘。4番・佐々木悠汰の8割7分5厘を筆頭に常田幸泰(8割1分8厘)、鈴木瑛人(7割)、薮内雅也(5割4分5厘)、荒井遥翔(5割)らが打率5割以上を記録した。
強敵と警戒していた西海ドラゴンズ(船橋)との準決勝は、速球派の好投手を攻略して圧勝した。千葉市原マリーンズ(市原)との決勝では、荒井が2点本塁打2本と大暴れ。薮内にも一発が出た。
エース常田は全4試合に先発し、9回3分の2を投げて失点5、自責点3。金田虎大が2番手で3試合に登板した。全国大会もこの2人が投の中心になる。
高野範哉監督は「点を取られるのは覚悟しなければならず、打つ方で補うしかない」と話す。「これまではバッテリーを中心とした守りのチームで3点勝負と言ってきましたが、ことしは5点勝負」
全国大会には、47都道府県代表など51チームが参加する。約1万1千チームの頂点を決める「小学生の甲子園」だ。豊上は、新型コロナの影響で中止になった2020年を挟み、2大会連続で3位入賞。全国屈指の強豪チームに挙げられるまでになった。
ことしは準決勝の壁を乗り越えることができるだろうか。4度目の全国大会となる高野監督は「やるべきことをきちんとやれば、決勝までいける可能性はあると思っています」。
昨年、5年生で全国大会を経験した常田主将は「先輩たちが果たせなかった全国の頂点をめざして戦いたい」。熱い思いを胸に、小学生の甲子園に臨む。
▽豊上ジュニアーズの全国大会登録メンバー(いずれも6年生)①金田虎大②薮内雅也③佐々木悠汰④坂井塁斗⑤渡邉陸人⑥荒井遥翔⑦長井大季⑧鈴木瑛人⑨佐藤壱翔⑩常田幸泰⑪豊倉緯伊玖大⑫蒲田大樹⑬五十嵐裕翔⑭早川皓太⑮山﨑夢樹⑯薮内祐樹⑰富塚蒼心
