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少年野球 2021年10月の話題

小学生の甲子園 全日本学童軟式野球

豊上ジュニアーズ
2大会連続3位

 高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント(8月17~23日、新潟県)で、柏市の豊上ジュニアーズが一昨年大会に続いて3位となった。
 大会には各都道府県代表など54チームが出場し、約1万1千チームの頂点をめざした。例年は神宮球場など都内の会場で開かれているが、東京五輪・パラリンピック期間中のため、新潟での開催となった。
 今年の豊上は本橋知哉、福井勇翔両投手が投打の中心。2人がバッテリーを組み、試合終盤で入れ替わるのが勝利の方程式だ。さらに堅い守りと機動力野球で柏市予選、千葉県予選を勝ち抜き、3度目の全国大会出場を果たした。
 一昨年は全国3位、昨年のチームはそれ以上の実力と評価された。そうした先輩たちと比較され、プレッシャーを感じたこともあった選手たちが、「小学生の甲子園」で躍動した。関東勢で唯一、準決勝に進出。強力打線の北名古屋ドリームス(愛知)に1―5で敗れたが、2大会連続で4強入りを果たした。
 高野範哉監督も「実力以上の力を出して頑張った。よくここまで成長してくれたと思う」と感慨深げ。その視線は、すでに来年の全国大会をとらえている。「今年のチームと比べて元気な子が多い。全国大会を狙える力はある」と期待する5年生チームを率いて、試金石となる関東学童軟式野球秋季千葉県大会(日本ハム旗)に参戦中だ。



中学生の甲子園 全日本少年軟式野球

松戸四中
初出場で堂々3位

 「中学生の甲子園」といわれる第38回全日本少年軟式野球大会(8月23~25日、佐賀・長崎県)では、松戸市立第四中学校が初出場で3位と健闘した。単独チームでの全国大会出場は県勢初の快挙という。
 2018年、野球経験者の吉澤和真先生と西林賢人先生が赴任。野球部顧問となり、監督とコーチに就任した。西林コーチは修徳高(東京)のエースとして13年夏の全国高校野球選手権大会に出場。同年秋の国体では優勝を経験している。
 昨秋、全国大会ベスト8を目標に新チームが始動。吉澤監督は「守るだけの野球では勝てない」と、打撃練習に時間を費やした。「個」に特化した練習や身体能力を高めるトレーニングなども実を結び、16枚しかない全国大会の切符を手にした。
 部員は30人。3年生10人は小学生時代に合同チームで戦ったことがあり、絆は強い。主将で遊撃手の齋藤紘さんは「3年生みんながキャプテンだと思って引っ張ってくれた」と話す。双子の兄、純さんは捕手として活躍した。
 吉澤監督は「大会が開催されただけでうれしかった」と振り返る。首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大。開催地の神奈川県に緊急事態宣言が出されたことを受けて、一度は大会の中止が発表された。「中学生野球を締めくくらせてあげたい」と願う多くの人たちの声が後押しとなり、急きょ佐賀、長崎両県に会場を変更して開催された。

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