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球音 再び
新型コロナ感染防止念頭に柏市で春季大会

 新型コロナウイルスの影響でスポーツ行事が次々と中止になるなか、第44回柏市少年野球春季大会(オークスベストフィットネス旗争奪)が8月1日から開かれている。7月19日の開幕を予定していたが、雨で日程が大幅にずれ込んだ。コロナ対策に加えて熱中症予防という宿題を抱えながらも、子どもたちの元気な声と球音がグラウンドに戻ってきた。


 学童野球の主要な練習場である小学校の校庭が、6月20日から使用できるようになったことを受けての決断。チーム練習に約1カ月間を充て、2020年度最初の公式戦となる春季大会の開催を決めた。同市少年野球連盟会長の大桑久光さん(70)は「感染防止に努めつつ、できるだけ早く子どもたちに野球をやらせてあげたかった」と話す。
 大会開催にあたり、連盟では感染防止のための特別規則を策定した。①試合時間を15分短縮して1時間15分とする②七回終了時、または制限時間を超えて同点の場合は、特別延長(タイブレーク)を行わず抽選とする、といった内容。
 同市の柏ビレッジで8月9日にあった準々決勝、高野台ジャガーズと豊上ジュニアーズの試合も、特別規則に沿って進められた。
 先攻後攻を決める主将同士のじゃんけんは、握手をせず2㍍以上離れて行われた。試合前のあいさつも本塁を挟んで向き合う本来のスタイルではなく、両チームがベンチ前に整列して行われた。
 午前10時、試合開始。指導者や保護者はマスク着用だが、ベンチ入りの選手は外した。熱中症予防の配慮で、これも特別規則に明記されている。「大きな声で会話や声援をしない」とあるため、学童野球ならではの応援歌は歌えない。
 試合終了。選手たちは再びベンチ前に整列してあいさつを交わし、密集を避けるため時間差でグラウンドを出た。
 今年だけが、いつもと違う「特別な夏」なのか。大桑会長は「選手たちが通う学校でも感染者が出始めています。今大会が終わるまで、いや、この先も気が抜けません」。
 大会は8月10日に準決勝があり、豊上と高柳サンダースが8月23日の決勝に進んだ。翌週からは秋季大会が始まる。 (遠藤秀美) 新型コロナウイルスの影響でスポーツ行事が次々と中止になるなか、第44回柏市少年野球春季大会(オークスベストフィットネス旗争奪)が8月1日から開かれている。7月19日の開幕を予定していたが、雨で日程が大幅にずれ込んだ。コロナ対策に加えて熱中症予防という宿題を抱えながらも、子どもたちの元気な声と球音がグラウンドに戻ってきた。




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