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少年野球 2023年10月の話題

秋季野球 各市で熱戦

野田 清水タイガースⅤ
南部との打撃戦を制す

 第42回野田市少年野球秋季大会は9月17日、同市の関宿少年野球場で決勝があり、清水タイガースが南部ルーキーズAを8―7で破り、3年ぶり7度目の優勝を果たした。3位はレッドファイターズだった。

 ⚾…今季、公式戦で南部に一度も勝てなかった清水が、両チーム合わせて3本塁打が飛び出す打撃戦を制した。
 清水は一回、走者2人を置いて4番小金澤侑司が左柵越えの3ランを放ち、チームを勢いづけた。二回に南部に逆転されたが、その裏、御園巧望のタイムリーなどで再逆転。三回には小林慶悟の適時二塁打などで8―5と突き放した。
 1回3分の2でマウンドを降りたエースの甲州璃央斗が四回に再登板。南部の3番細井爽良、4番内藤唯翔に連続本塁打を浴び、なおも1死二塁のピンチを背負ったが、気迫の投球で後続2人を打ち取った。
 大会の1週間前、御園武志監督は子どもたちに「宿題」に出した。「2万5千本の素振りを全員がやりきり、2万7千回もバットを振った成果が出ました」と努力をたたえた。

▽決勝

南部ルーキーズA0-5-0-27
清水タイガース3-3-2-X8



柏 豊上サヨナラ勝ち
5年生のBチームが殊勲

 第49回柏市少年野球秋季大会(千葉ロッテマリーンズ柏後援会旗争奪戦)は9月24日、同市の大津ケ丘中央公園野球場で決勝があり、豊上ジュニアーズBが高柳サンダースに7―6でサヨナラ勝ちした。豊上の優勝は5年連続9度目。3位は豊上Aだった。

 ⚾…6年生チームの豊上Aが準決勝で高柳に1―2で敗退。連覇がとぎれる危機を、5年生で編成した豊上Bが救った。
 三回を終了して豊上が4点をリード。楽勝かと思われたが、高柳の反撃で5―6と逆転されてしまう。
 1点を追いかける豊上は五回、先頭の6番志水一翔が中前打で出塁。代走の土屋孝侑が二盗と遊ゴロで三塁に進み、遠藤龍之丞と早川歓の連続タイムリーでサヨナラ勝ちした。下位打線で計5得点。早川は2安打3打点の活躍だった。
 剱持正美監督は「逆転勝ちを何度も経験しているので、リードされても落ち込むことはなかった」。加藤朝陽主将は「(豊上の)6年生チームと対戦したかった。守りがよくなれば、もっと楽に勝てるようになると思います」と話した。

▽決勝

高柳サンダース1-0-0-3-26
豊上ジュニアーズB2-1-2-0-2X7

我孫子 新木野コンドル圧勝
33年ぶり4度目

  第48回我孫子市少年野球秋季大会(朝日新聞社など後援)は9月18日、同市少年野球場で決勝があった。
 春季大会と同じ対戦カード。新木野コンドルは春季の王者リトルイーグルスを9―0で破り、33年ぶり4度目の優勝を果たした。
 3位決定戦はリトルジャガーズがサンスパッツを6―3で下した。
 ⚾…春季のリベンジを目指す新木野コンドルが初回の猛攻で勝負を決めた。
 一回、新木野の攻撃で田村大翔がセンターオーバーの2ベースで出塁すると稲井橙がセーフティバントで走者二・三塁。主将の浅井慶二郎がセンターの頭を超える適時二塁打で先制した。1死二塁、合田凪々音がレフトフェンスを越える自身初めてのホームラン。2点を追加し初回に4得点した新木野は三回にも5点を挙げた。投げては田村が3イニングを無失点、浅井が1イニングを0で抑え、四回コールドで春の雪辱を果たした。
 試合後、新木野コンドルの坪井義之監督は「感無量。子どもたちの練習の成果。子どもたちとコーチに感謝です」と選手をたたえた。

▽決勝

リトルイーグルス0-0-0-00
新木野コンドル4-0-5-X9

流山 カージナルス春秋連覇
エースの加賀谷が11奪三振

  第94回流山市少年野球大会秋季大会の決勝が9月9日、市内少年野球場であり、カージナルスが流山マリーンズに5―0で完封勝利し、春季大会に続き秋季大会を制覇、秋季大会で4度目の優勝に花を添えた。3位は加岸ベアーズだった。大会には市内16チームが参加、トーナメントで争った。最優秀選手賞はカージナルス加賀谷輝俐投手が受賞した。
 ⚾…決勝は春秋連覇を狙うカージナルスと準決勝を延長タイブレークで勝ち上がり決勝に進出した流山マリーンズとの対戦。カージナルスは投手陣が好投し、マリーンズを寄せつけなかった。先発エースの加賀谷はマリーンズを四回まで毎回3人で抑え、五回は連続三振を奪った後に四球を与えたところで交代となるも、合計11奪三振の素晴らしいピッチングを見せた。継投の2番手幸田地永も失点ゼロでしっかり抑え切った。守備でリズムよく流れを引き寄せたカージナルスは、着実に得点を重ね5―0で快勝した。
 カージナルスの加賀谷主将は「優勝できて最高です。チームで繋ぐ野球を心がけました」と話した。

▽決勝

流山マリーンズ0-0-0-0-0-00
カージナルス0-1-3-1-0-X5

白井 DS・清水口連合が優勝
春季に続き全力野球で市内制覇

 2023年度白井市秋季交流野球大会が9月2日、冨士南園広場であった。DSツインズ・清水口ファイターズ連合チーム(以下、DS・清水口)と白井ライナーズ・桜台ウイングス連合チーム(以下、白井・桜台)、七次台ジャガーズの3チームが参加し、総当たりで戦った。2勝したDS・清水口が優勝した。2位は白井・桜台、3位は七次台だった。
 ⚾…最終戦は、七次台にともに勝利し、優勝をかけ戦ったDS・清水口と白井・桜台の試合だった。一回表にDS・清水口が先制するもその裏、白井・桜台が4点を奪い逆転した。春季の王者DS・清水口は、二回の攻撃で6安打の集中打で6得点し、勝ち越した。白井・桜台も三回、四回と1点ずつ重ね、じわりじわりとDS・清水口に迫るも四回からマウンドに立った篠澤悠太が最終回を3人で抑え、DS・清水口が逃げ切り頂点に立った。
 試合後、DS・清水口の磯野健一監督は「選手の成長が確認できる試合でした。後半の苦しい展開の中で気持ちを切らさず頑張ってくれた」と、選手をたたえた。

▽決勝

DSツインズ・清水口ファイターズ連合チーム1-6-0-0-07
白井ライナーズ・桜台ウイングス連合チーム4-0-1-1-06

鎌ケ谷 道野辺ドリームズV
創部7年目、悲願の初優勝

  第99回鎌ケ谷市民少年野球大会は9月17日、市内東野少年野球場で決勝があった。決勝は創部7年目で初優勝を狙う道野辺ドリームズが延長タイブレークの末、鎌ケ谷スラッガーズを5―4のサヨナラ勝ちで破り、悲願の初タイトルを手にした。3位は中部ユニオンズだった。大会には市内9チームが参加、トーナメント方式で優勝を争った。
 ⚾…道野辺の先発投手石川佑一は初回、立ち上がりに連続四球で無死一、二塁と自らピンチをつくるも無失点に抑えその後も大きく崩れることもなく4イニングを力投した。三回、六回に先攻の鎌ケ谷が得点すると道野辺はすかさず同点に追いつき逆転のチャンスをうかがう。しかし、2―2のまま均衡を破れず延長タイブレークに突入した。
 タイブレークの七回、鎌ケ谷はスタート1死満塁から先頭打者畑笑佳がバントでショートゴロの間に2得点した。後攻の道野辺は、先頭打者助川琉勇斗が三塁線を破る適時二塁打を放ち同点に追いつく。続く打者の大平正竜は、セカンド左に抜けるサヨナラヒットで優勝をもぎ取った。

▽決勝

鎌ケ谷スラッガーズ0-0-1-0-0-1-24
道野辺ドリームズ0-0-1-0-0-1-3X5

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