少年野球 2023年8月の話題
専大松戸 甲子園で熱き戦い
第105回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)第7日の2回戦で、春夏連続出場の専大松戸は東海大甲府(山梨)に7―5で逆転勝ち。千葉県に夏の甲子園通算100勝目をもたらした。
専大松戸は五回までに3点をリードしたが、六回に追いつかれて4―4。七回に1点を勝ち越されたその裏の攻撃だった。四球、安打、暴投で無死二、三塁。広川陽大(3年)のショートへのゴロで三塁走者の中山凱(2年)が迷わず突っ込み、まず同点。さらに1死一、三塁で上迫田優介(3年)のセーフティースクイズで勝ち越し、宮尾日向(3年)もスクイズを決めて2点差とした。
大会第10日の3回戦では、土浦日大(茨城)とベスト8をかけて対戦。6―10で敗れた。
同校野球部は、自宅から通学できることが入部条件のひとつ。甲子園出場メンバー20人のうち11人は東葛6市の中学出身者だ。千葉大会の決勝でサヨナラ打を放った宮尾は松戸・河原塚中の卒業生で小学生時代から投打で活躍した。広川は同・和名ケ谷中、上迫田は同・小金中、中山は我孫子・白山中からそれぞれ進学した。
