我孫子市少年サッカーの3月の話題
2014年度卒業記念手賀沼サッカー大会
仲間と共に戦い抜き
湖北台クラブ優勝!
小学6年生にとって最後の大会となる「2014(平成26)年度卒業記念手賀沼サッカー大会」(我孫子市サッカー協会主催、同四種委員会主管、朝日新聞社後援)の決勝が2月15日（日）、我孫子市五本松運動公園であった。湖北台クラブが1―0で高野山SSS(A)を破って優勝した。3位は湖北台西SSS、三小キッカーズだった。
▽決勝
湖北台クラブ 1-0 高野山SSS（A）
決勝当日は晴天だったが、時折、強風が吹き付けた。試合前、両チームはともに円陣を組んで「絶対勝つぞー」「オー」と気合を入れた。ピッチ脇にはビデオカメラや携帯カメラを片手の父母らが陣取った。
高野山のFW松本祐輝、清水涼佑両選手がドリブルで切り込んでシュートを狙う。クラブDFの尾形迫馬、米沢萌両選手が踏ん張った。クラブも反撃に転じ、試合は両ベンチ、応援の父母が一喜一憂する緊迫した展開となった。
後半も緊迫した展開が続いたが、12分に均衡が破れた。守備ラインから縦パスを受けたクラブのFW大崎凌選手がドリブルでゴール前に切り込んだ。「絶対に決めてやる」とDFと競り合いながらシュートして先制し、決勝ゴールとなった。
クラブベンチは総立ちでガッツポーズ。大崎選手は「狙ったループシュートじゃなかったけど、入ってよかった」。
高野山も松本選手や準決勝で見事なロングシュートを決めた丸幸千馬(かずま)主将らが攻め上がった。DFラインを突破したクラブの岡本琉唯(るい)主将を止めようと飛び出してぶつかった高野山GKが一発レッドの退場となる不運もあって及ばなかった。丸幸主将は「点を決めようという気持ちが足りなかった。でも最後まで気持ちよくサッカーができた」と話した。
クラブの岡本主将は「6年間練習してきた成果が出せてうれしい。コーチのアドバイスや保護者の応援のおかげです。中学に行っても頑張りたい」という。
大会には市内11少年団のうち、高野山が2チーム編成で参加し、計12チームが出場した。4ブロックの予選リーグで勝ち上がった上位2チームの計8チームが決勝トーナメントで優勝を争った。
決勝の両チームはともに予選1勝1敗の2位でトーナメントに進出した。
開会式で藤沢進サッカー協会長は「6年間、サッカーに精進した選手に敬意を表します。強風の中でボールコントロールが大変だったが、湖北台も高野山もよいサッカーだった。中学に行ってもサッカーに親しみ、楽しんでほしい」とあいさつした。
寒風の中、元気いっぱい
激闘のラストゲーム
大会には市内11少年団のうち、高野山が2チーム編成で参加し、計12チームが出場した。4ブロックの予選リーグで勝ち上がった上位2チームの計8チームが決勝トーナメントで優勝を争った。
決勝の両チームはともに予選1勝1敗の2位でトーナメントに進出した。
準決勝の湖北台クラブ―三小キッカーズ戦は、前半から中盤でボールの奪い合いが続き、拮抗した試合。後半も互いに決定機をつくることができず0―0のままPK戦に突入した。
三小の2人目、3人目がゴールバーに弾かれるなどで失敗。一方のクラブは全キッカーがきっちり決めてPK4―1で勝利した。
もう1試合の高野山SSS―湖北台西SSS戦は前半、西が何度かチャンスを迎えたがゴールを割れなかった。後半17分、高野山の主将丸幸千馬選手が豪快なロングシュートを決めて先制した。西も反撃したが、勢いに乗る高野山の松本祐輝選手が追加点を挙げて2―0で押し切った。
▽準決勝
湖北台クラブ 0-0 PK4-1 三小キッカーズ
高野山SSS（A） 2-0 湖北台西SSS
激戦の決勝を制したクラブが優勝した「2014年度卒業記念手賀沼サッカー大会」は、小学6年間の練習を集大成する大会にふさわしい素晴らしい試合だった。
準決勝1試合がPK戦、もう1試合も2―0と僅差なら、決勝も1点を争う好ゲームだった。負ければ終わりのトーナメントではなく、予選リーグと決勝トーナメントを組み合わせ、参加11チームの試合数を確保。それだけにチーム、選手のモチベーションが高かった。
閉会式で藤沢進サッカー協会長は「6年間、サッカーに精進した選手に敬意を表します。強風の中でボールコントロールが大変だったが、クラブも高野山もよいサッカーだった。中学に行ってもサッカーに親しみ、楽しんでほしい」とあいさつした。
大勢の父母がカメラを構えた閉会式で、メダルを手にした選手は「楽しく出来た。中学でも続けたい」と目を輝かせ、印象的だった。
