あびこわんぱくだより

リトルキングが延長制し
新人王奪取

第19回我孫子市少年野球新人大会は市内12チームが参加し11月5日に開幕。新チームの腕試しが展開し、リトルキングとブラックバードが決勝に進出。19日に少年野球場で決勝が行われ、リトルキングが延長戦の末、4―2でブラックバードを下し、優勝。見事、新人王に輝いた。

▽決勝
リトルキング
00020002　4
10001000　2
ブラックバード

リトルキングは、準決勝で9―8の大接戦でリトルジャガーズに勝利し、ブラックバードは5―2でサンスパッツを倒し、決勝に進んだ。
試合は一回裏、ブラックバードの先頭打者川越悠生君が四球で出塁した。1死三塁のチャンスに3番中山凱君の目の覚める様な打球は、レフトの頭を超え先制のタイムリー2ベースとなった。守っては三回まで先発の竹内俊輔君が危なげない投球でリトルキングを無失点に抑えた。
四回表、円陣を組んでこの回に臨んだリトルキングは、死四球と野選で無死満塁のチャンスに4番朝倉未悠さんが粘り強い打席で四球を選び押出しで1点を返した。さらに5番滝本翔平君の内野安打で2点目を挙げ、逆転に成功した。先発徳重輝介君は五回に1点を許し同点とされるが、六回の無死二塁のピンチに落ち着いた投球で六回まで2失点で投げ切った。七回は両チーム共に三者凡退で、1死満塁から始まるタイブレイクの延長戦に入った。
八回表、リトルキングは徳重君、朝倉さんのタイムリーで2点をリードした。その裏の守りでは、落ち着いた守備でホームアウトを取り、七回から登板した抑えの大谷昊誠君が、最後の打者をレフトフライに打ち取り、大接戦をものにした。
試合終了後リトルキング布施武史監督は「今日は守り勝ちです。スクイズとか失敗しましたが、投手陣が2点に抑えて踏ん張ってくれました。選手が楽しくプレーしてくれたのが良かったです」と選手をたたえた。主将の島田梨央さんは「守備が頑張ってくれました。ベンチから大きな声の応援で、みんな頑張りました」と笑顔で話してくれた。
優勝したリトルキングには、来春行われる、高円宮賜杯葛南大会への推薦状が渡された。
3位決定戦は、サンスパッツが8―1でリトルジャガーズに勝利した。

新チーム出陣
12チームはつらつと

第19回我孫子市少年野球新人大会の開会式が11月5日、少年野球場で行われ、来年の中心戦力となるチーム編成で臨む市内12チームが参加した。
開会式では昨年優勝のリトルジャガーズから優勝旗、優勝杯、準優勝の布佐スパイダース、3位のブラックバードからそれぞれ入賞杯が三田寺正人会長に返還された。三田寺会長は「来年の主力になる選手で行う大会、最後までがんばってください」と話し、来賓の星野順一郎市長は「6年生が抜けて心配な部分があると思います。先輩の分もしっかりチームを引き継いでいる姿を見せてください」と激励した。選手を代表して新木野コンドル主将の田村翔斗君が「これまで練習してきた成果を十分に発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と昂然と選手宣誓を行った。「緊張したが、まあまあのできでした」と話す田村君は、明るく練習でも試合でも励まし合い成長してきたチームを引っ張る。「優勝して県大会に行きます」と意気込みを語ってくれた。
優勝チームのみが手にできる第38回高円宮賜杯全日本学童軟式野球千葉県大会への切符をかけ、12チームの熱戦が始まった。

我孫子市少年野球学年リーグは11月26日、同市の少年野球場で3～5年の決勝があった。3年リーグはリトルイーグルス、4年リーグはリトルジャガーズ、5年リーグはサンスパッツが優勝した。

5年リーグ
サンスパッツ、土壇場で逆転

六回まで1安打に抑えられていたサンスパッツ打線が、七回に爆発した。二塁打3本を含む6安打を集めて5点。一気に試合をひっくり返した。
この回先頭の小鷹狩隆一郎君、鍛治航君の連続二塁打でまず1点。さらに榊原孝太朗君の内野安打、新原伊織君の送りバントが内野安打となり、無死満塁。スクイズ失敗で挟殺プレーとなったが、送球ミスに助けられて同点とした。続く村田廉太君のタイムリーで勝ち越しに成功。2死後、石田侑己君のレフト越え二塁打で2点を追加した。
先発の鍛治君が5回を投げ切った。5安打を許しながらも二回の1点だけに抑えたことが、土壇場での逆転劇につながった。
ブラックバードでは、先発した竹内俊輔君が目を引いた。59球で5回を投げ切り、1安打無失点。投球フォームが安定しているから球のばらつきがない。テンポがいいから守りのリズムもよくなる。将来性豊かな逸材だ。

▽決勝
サンスパッツ
0000005 5
0100011 3
ブラックバード

4年リーグ
ジャガーズ、1点差守り切る

ジャガーズがチャンスを確実に生かして小刻みに得点し、清水洋希君と梶居昭真君の投手リレーで1点差を守り切った。
1―1の三回表、ジャガーズは大和田宏靖君が四球を選んで二盗、三盗に成功し、田宮漣君のタイムリーで勝ち越した。四回には渡部翔大君の内野安打と二盗、送りバントで1死三塁。梶居君がスクイズを決めて加点した。
ジャガーズの1点リードで迎えた五回裏、イーグルスは先頭打者が内野安打で出塁し、すかさず走ってきた。これをキャッチャーの渡部君が見事な送球で刺した。この後、四球とヒットで1死一、二塁のピンチを招いただけに、勝敗を分けるプレーだった。
イーグルスはジャガーズを上回る5安打を放ったが、得点機であと1本が出なかった。

▽決勝
リトルジャガーズ
01110　3
10010　2
リトルイーグルス

3年リーグ
イーグルス、4回に突き放す

イーグルスが四回に大量5点。食い下がるフレンズを一気に突き放した。
三回までは緊迫した試合展開だった。1―1の二回、イーグルスが勝野翔陽君のヒットからチャンスをつかみ、2度のワイルドピッチなどで3点をリード。しかし、フレンズはその裏、藤本航成君のタイムリーなどで反撃し、1点差に迫る粘りをみせた。
四回はフレンズの内外野にミスが続いた。イーグルスは1死二、三塁から、是永隼之介君が右中間突破の三塁打。さらに霜出樹実君のタイムリー、相手エラーなどで3点を追加した。
フレンズは大森碧生葉さんが先発し、2イニングを投げて4安打4失点。四回には双子の妹、若葉さんが三番手で登板した。

▽決勝
リトルイーグルス
1305　9
1200　3
湖北フレンズ