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元オリンピック競歩選手 柳澤哲
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| bプロフィール 柳澤哲氏 東大柏キャンパス・生涯スポーツ健康科学研究センター研究員 |
* 目次 * |
トップアスリートの目 Vol.37 「高原の風に乗って」 |
暑さから逃れるため、夏合宿を高原でおこなっている。朝練習に向かう途中さわやかな風に乗ってどこからともなく、何とも場違いな大きな音が聞こえてくる。拡声器を使った少し明瞭ではない「おはようございます」の声だ。 |
トップアスリートの目 Vol.36 「まさか!」 |
期待をされずに結果を残し、期待をされて結果が残せていない対照的な2つの出来事がある |
トップアスリートの目 Vol.35 「勝利を支えるもの」 |
結果が良くても悪くても注目を浴びるのがサッカー日本代表の宿命だ。 |
トップアスリートの目 Vol.34 「光り輝く星」 |
スポーツは体格差がものを言う事がある。だからこそ、柔道やボクシングには体重別の階級制があるのだ |
トップアスリートの目 Vol.33 「痩せたいなら!」 |
これからどんどん暑くなる。肌の露出が増え、夏までに痩せたい! と思う方もいるかもしれない。 |
トップアスリートの目 Vol.32 「「学ぶ」「教える」は同じ事」 |
Q 膝、腰に良い歩き方は? |
トップアスリートの目 Vol.31 「仕分けできないもの」 |
「君の家族は有名な大学に進学したことがないし、君も勉強が出来ない。だから学校としては先生の数も限られているし、勉強が出来る子だけに絞って教える方針にする」なんて学校があったら、子供を入学させたいですか?昨年、話題に上がった事業仕分けでスポーツの強化費について「マイナー競技に補助は必要か」との意見がでたそうだ。終わったばかりの冬季五輪の多くの種目は雪や氷の無い季節でも練習環境を求めて海外へ出ることが多く、施設もジャンプ台・リンクなどお金の掛かるものが多い。 |
トップアスリートの目 Vol.30 「冬季五輪を楽しもう」 |
いよいよバンクーバー五輪が開幕する。夏季五輪は28競技302種目に対し冬季五輪は7競技86種目。雪にまつわる競技はスキーとバイアスロンの2競技で残りの5競技は全て氷が絡む。規模は夏季に比べて小さいが自然を利用した雪や氷が無ければ競技が成立しないものばかり、まさに自然と一体となって開催されるのが冬季の大きな魅力だろう。 今回のバンクーバー五輪から公式種目として採用されたスキークロスに注目している。スキークロスとは4名前後の選手が同時にスタートし、バンクや大きくうねった雪の障害物・ジャンプ台を巧みに滑りぬけゴールに向かっていく種目だ。「雪上の障害物競走」とも言われるこの種目は実にスリリングだ。カーブや障害を越えるたびに目まぐるしく先頭が入れ替わり、転倒も当たり前。先頭を行く3人の集団がゴール直前までつばぜり合いを行い3人ともが転倒し、最下位だった選手がガッツポーズをしてゴールするなんてことも珍しくない。コースを攻め・他の選手との接触をも恐れない「大胆さと勇気」そして、レース・コースを読み、転倒しないようにレースを進める「冷静さと慎重さ」、いろんな要素が詰まっている競技だ。例え贔屓の選手が出ていなくてもレースが楽しめることは間違いない。日本代表で出場する福島のり子選手はワールドカップで3位になったこともある実力者だ。 4年に一度の大舞台。フィギュアなど花形種目以外の競技にも目を向けて雪と氷が演出する五輪を楽しもう。
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トップアスリートの目 Vol.29 「箱根駅伝TV観戦術」 |
学生時代、箱根駅伝出場の常連校に在籍していた。箱根駅伝となれば朝早くから陸上部全員で応援に行き、箱根〜大手町間を電車で選手を追い越しながら応援をしていた。 |
トップアスリートの目 Vol.28 「陥りがちな失敗」 |
最近、手が荒れてしまう人が多いそうだ。冬になり空気が乾燥し始めているから…、という理由だけでは無く新型インフルエンザ予防の為にアルコール消毒液で手を洗う機会が多くなり揮発性の高いアルコールが肌の潤いを奪い手が荒れてしまうらしい。 |
トップアスリートの目 Vol.27 「亀のススメ」 |
「贔屓」(ひいき)という言葉がある。あまり知られていないがこの「贔屓」、中国では竜が生んだ亀に似た伝説上の生き物の名前だそうだ。重いものを好む生き物とされ石碑や石柱の下に彫刻として彫られることが多いらしい。重いものを下で支える存在なのでそれが転じて特定の人を助けるために力を入れる、目をかけるといった意味に日本ではつながったらしい。 |
トップアスリートの目 Vol.26 「個性、持ってます?」 |
人間とは不思議なものでつい平均的な事や周りと同じだということに居心地の良さを感じてしまう。「皆と違う」という事よりも、「皆と一緒」の方が妙な安心感を与えてくれるのは事実だろう。そして、平均的でなく自分達とは違うと感じる「個」に対して知らず知らずに壁を作ってしまうものでもある。 |
トップアスリートの目 Vol.25 「選手の財産」 |
世界陸上ベルリン大会に行ってきた。成田空港でマラソン日本記録保持者高岡寿成さんとバッタリ出会った。TVでマラソンなど解説をするらしい。高岡さんとは2001年世界陸上で私が初入賞したとき同部屋だった。ホテルに戻ると部屋の扉に彼から「入賞おめでとう」との張り紙が張ってあった。種目は違うが「世界」と戦う苦労を知っている選手から「おめでとう」を言われるのはまた一味違った喜びがあった事を久々に思い出した。 |
トップアスリートの目 Vol.24 「夏の旅」 |
7月、セビリアに行ってきた。大学生の世界大会、ユニバーシアード大会の為だ。
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トップアスリートの目 Vol.23 「ツール(道具)」 |
単身で乗り込む海外の試合は大変だ。やはり言語の違いはとても大きい。会話等のコミュニケーションはもちろんだが現地の人も言い慣れないアジア人の名前をアナウンスするのには苦労するようだ。私の場合「ヤナギサワ」と文字数の多い苗字なだけに実況アナウンサーが私の名前をレース中にアナウンスしようとして「ヤナ…」で諦めることも多かった。ドイツで試合をしたときはどうやら「ヤ」のスペルが「TA」に見えたらしく、アナウンサーの前を通過するたびに「タナギッサワッジャパンッ」と力強く連呼されながらレースをした事もあった。 |
トップアスリートの目 Vol.22 「勝ったのか? 負けたのか?」 |
4月の記録会で競歩5000m の日本記録が14年振りに6秒更新された。タイムは19分3秒90。常磐線の上野―柏を1時間50分程度で「歩く」計算になる。記録を更新したのは私が指導している選手でこの夏に行われる世界陸上の代表にも選ばれている。日本記録を出したのだから喜ばしい事なのだが、破られた記録は私が保持していた記録だった。まだまだ選手としてのハートが私自身の中に色濃く残っているので悔しさもある。だからいろんな方から頂いたお祝いの連絡にも「ありがとうございます」では無く「複雑です」と苦笑いを交えて答えていた。 |
トップアスリートの目 Vol.21 「緊張してしまうあなたへ」 |
春風亭小朝さんがこんな事を言っていた。「何かを人前でやらなければならないとき、全然、緊張しないという人がたまにいるでしょ。それは自分に課している目標が低過ぎるからです。目標が簡単に達成できるから 、緊張することが無い。しかし、目標が高ければ達成できない可能性も高くなるのだから緊張するのは当然」と話していた。 |
トップアスリートの目 Vol.20 「WBCが教えてくれたこと」 |
今の日本のスポーツで人気があるのは日本代表戦であってそのスポーツ自体ではないのが現実だ。サッカー・野球共に日本代表の人気は高いが国内リーグでは代表戦ほどは盛り上がらない。 |
トップアスリートの目 Vol.19 「フェデラーの涙」 |
「一生懸命努力してきた。チャンスもたくさんあった。しかし、テニス選手は全ての試合を勝つことはできない」テニスの全豪OP決勝でナダルに敗れたフェデラーが表彰式で負けた悔しさから号泣しながら語った言葉だ。 |
トップアスリートの目 Vol.18 「不況に見る夢」 |
経済とスポーツは密接な関係にある。昨年末から様々な種目で廃部の報道がなされ、不況下になるとその関係が否応無しに浮き彫りにされる。 |
トップアスリートの目 Vol.17 「終わりは始まり」 |
長く競技生活をしていると「盆暮れ正月」などの一般的な年中行事と縁が無くなる。シーズンオフはあるが、次のシーズンの為の練習期であり、休みと言う意味ではない。試合(シーズン)が終わるということは次の試合(シーズン)へのスタートだ。まるで大晦日と元旦。「終わり」と「始まり」が並んでいる。この2日間は洋の東西を問わず様々な伝統的習慣が行われる。
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トップアスリートの目 Vol.16 「聖 地」 |
歌舞伎の聖地とも言える歌舞伎座が東京・東銀座にある。現在の建物は1950年に建てられ58年の歴史を持つ。2002年に登録有形文化財として指定をされ、建造物としての価値も高い。しかし、歌舞伎座は2013年の完成を目途に建替えられ、予定ではビルと劇場の複合施設として生まれ変わるらしい。老朽化・耐震対策・バリアフリー化が建替えの理由だ。 |
トップアスリートの目 Vol.15 「大人げなくてすみません」 |
私自身、基本的に勝負事に対して大人げない。 |
トップアスリートの目 Vol.14 「トップアスリートの証」 |
「マクドナルド」「定食屋」「駅」「公園」「自宅」。この場所が持つ共通点は私が「抜き打ちドーピング検査」を受けた場所だ。なぜ、そんな所で? という場所もあるだろう。検査員は基本的にいきなりやってくる。だから、そのときいる場所が検査をする場所になる。検査員は2人組で一人は派遣された外国人の検査員、もう一人は日本人通訳だ。検査キットは袋に梱包され、検査員は同じ検査キットを何個も持っており、選手は何個かある中から検査キットを自分で選ぶ。選んだら検査員も通訳も検査キットには絶対に手を触れない。選手が全て自分で袋から出し、検査員の指示を受けながら自ら尿を採取する。無論、検査員は尿を採取するとき、しっかり覗き込んでくる。最近は採取する際の格好にも決まりがあるらしく、服は胸の下まで上げて、ズボンは膝まで下ろさなければならないらしい。そして採取した尿を専用の箱に梱包し、書類に常用している薬・サプリメントを記入し署名して終了となる。 |
トップアスリートの目 Vol.13 「五輪を観て想う」 |
五輪で元スポーツ選手がTVにキャスターや解説者として登場したとき、「選手のときはコメントが面白かったのにキャスター・解説者になったらコメントがつまらなくなった」と思われた方もいるだろう。しかし、つまらなくなる理由がある。TV局側から万人受けする当たり障りの無いコメントを求められるからだ。 |
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トップアスリートの目 Vol.12 「五輪の父の言葉」
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「五輪は参加する事に意義がある」近代五輪の父と言われたクーベルタン男爵の言葉だ。五輪の精神を語る言葉として多くの方に知られている有名な格言だ。 北京五輪が始まる。今回の日本選手団には水泳の北島選手・マラソンの野口選手らメダル候補も多くいる。この五輪で正式種目から外れる野球ではプロ野球が一丸となってメダルを目指している。メダルを獲るために世界一の練習をし、五輪の舞台に立つ彼らが「参加する事に意義がある」と思っているとはなかなか想像し難い。 |
トップアスリートの目 Vol.11 「負けてしまった君へ」 |
スポーツは時に残酷だ。結果に必ず勝敗や順位がつき明確に勝者と敗者を分ける。ある選手が長距離競走で最初から最後まで最下位を走ってゴールした。走っている間、ずっと最下位(負け)の姿を観衆に見られたことになる。ゴール後その選手 |
トップアスリートの目 Vol.10 「背負う」 |
病気でも寒い訳でも無く、突然身体が震えた事が今までに一度だけある。それは五輪出場のために空港へ移動するタクシーの中だった。後部座席に座り、今後の試合までのスケジュールを頭の中で確認していたときに身体が震え始めた。直ぐに止まったが原因はおそらく極度の重圧を感じたからだろう。日の丸を背負って五輪に出るという事を痛切に感じた瞬間だった。 |
トップアスリートの目 Vol.9 「応援に行こう」 |
スポーツを観戦する際、誰しも贔屓の選手かチームを応援しながら観戦する方がほとんどだろう。そして応援スタイルは実に多種多様だ。 |
トップアスリートの目 Vol.8 「スポーツ、でしょう」 |
あるスポーツの話だ。競技人口は700〜1000万人とも言われる。その内、現役のプロが150人程度。主要な試合は7つのタイトル戦。タイトル争いは激しく、1回の試合で体重が2s程度減る事もあり、2日がかりで争う事も珍しくない。 |
トップアスリートの目 Vol.7 「高い目標に挑む」 |
転倒を繰り返しながらゴールを目指す、大阪国際女子マラソンでの福士選手の姿に「自分だったら止めている」と思った方も多いだろう。しかし、誰しも好きな事をしているのであれば簡単に諦めずに、何度でも立ち上がろうとするはずだ。誰もが持っている心の強さを福士選手が実践していた場面でもあっただろう。 |
トップアスリートの目 Vol.6 「頑張れ!」 |
「頑張る」という言葉を誤ってしまう選手をたまに見かける。「頑張る」というより「無理」をしているという選手だ。この「無理」と「頑張る」の大きな違いは、選手が自分自身の行なっている競技を好きか嫌いかの違いだろう。先生やコーチに言われて仕方なく練習をすれば、きつい練習も気持ちに「無理」をしながら練習をする事になる、結果その競技を嫌いになってしまう可能性もでる。競技が好きであれば、楽しいから「頑張れる」ものだ。しかし、頑張ったから常に良い結果を出せるとは限らないのもスポーツだ。昨年の世界陸上、50km競歩で選手への誘導ミスがあった。人間のやる事にミスはつきもの、運が無かったと言われてしまえば仕方がない。しかし、運が無かったでは済まされないものが、ハンドボールのアジア予選だ。公平なジャッジが行われなかった為、予選やり直しとなった。スポーツは審判が公平であるという上で成り立っている。むろん、多少のミスジャッジはあるだろう。しかし、それが作為的に行われ、選手の頑張りや結果が奪われるという事は断じてあってはならない。一度は決まった北京五輪のアジア代表だが、再度予選が行われたのも選手の「頑張り」を知る関係者の想いと熱意があったからだろう。 |
トップアスリートの目 Vol.5 口下手な方へ |
大学スポーツの最高峰の箱根駅伝がお正月に行われた。毎年視聴率が30%近くあり、TV等で観戦をした方も多いだろう。マラソンのように独りでゴールを目指すのではなく、東京・箱根間217・9kmを10人の走者で2日間かけて襷を繋ぐ。この襷リレーが箱根駅伝の大きな魅力の一つだ。 |
トップアスリートの目 Vol.4 負けてはいけない理由 |
欧州でのプロサッカー選手は過酷だ。リーグ戦・カップ戦・自国の代表戦もあり、強い選手ほど、過密日程に疲弊しているのが現状だ。だからであろか、「代表を引退する」という言葉がある。自分の所属するクラブの試合にのみ出場し、自国代表の試合には出場しないという引退だ。「過密日程すぎてベストのパフォーマンスを試合でだせない・年齢的にも難しい」などが理由らしい。実際は「給与を払っているのは所属クラブであり、代表戦で怪我でもして試合に出られなくなれば、年俸に影響する」という本音も見え隠れする。 |
トップアスリートの目 Vol.3 美味しく召し上がれ |
皆さんは美味しい料理を食べた事があるだろうか? |
トップアスリートの目 Vol.02 クローゼットの怪物 |
今年は各競技で世界選手権が行われている。体操・柔道・レスリングも行われたばかり。柔道・レスリングではこの世界選手権の結果によって北京五輪への出場枠の獲得がかかっていた。 |
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トップアスリートの目 Vol.01 誰よりも高く、誰よりも遠く、そして、誰よりも速く
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世界中からトップアスリートが日本に集まっている。ご存知の方も多いかと思うが、現在、大阪で世界陸上が行なわれているからだ。 |
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