緒島英二さんが選んだ3冊

朝日れすか「読者投稿オリジナル童話」の選者で児童文学
作家緒島英二さん

* 目次 *

 
9月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年8月30日No.159
   
8月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年7月30日No.157
   
7月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年6月30日No.155
   
6月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年5月30日No.153
   
5月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年4月30日No.151
   
4月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年3月30日No.149
   
3月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年2月29日No.147
   
2月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年1月30日No.145
   
1月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2008年1月3日No.143・144
   
12月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年11月30日No.141
   
11月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年10月30日No.139
   
10月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年09月30日No.137
   
9月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年08月30日No.135
   
8月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年07月31日No.133
   
7月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年06月30日No.131
   
6月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年05月30日No.129
   
5月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年04月30日No.127
   
4月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年03月30日No.125
   
3月 緒島英二さんが選んだ3冊--------------------2007年02月28日No.123
   
   
   
   
9月 緒島英二さんが選んだ3冊

■『ぼくがラーメンたべてるとき』
長谷川 義史 文・絵/教育画劇・1,365円
 久々に読みごたえのある絵本と出会いました。ぼくがラーメンを食べている時に、みんなは、何をしているのでしょう。色々な人が次々とつながって、最後にたどり着いたところとは……。絵もとても親しみやすく、心が何かに動かされます。(小学校低学年から)
■『きゃっちぼーる きゃっちぼーる』
長谷川 知子 文・絵/新日本出版社・1,470円
 キャッチボールをしたくてしかたない少年は、忙しそうなお母さんをさそってみます。まさかと思ったお母さんの見事なキャッチボールに、少年は目を丸くします。さて、お父さんはどうでしょう。上手にキャッチボールの相手をしてくれるでしょうか。( 小学校低学年から)
■『ドラキュラーってこわいの?』
せな けいこ 文・絵/小峰書店・1,155円
 ドラキュラーって知っていますか? そうです、人を捕らえて生血を吸うというあのおそろしい人物です。でも、ドラキュラーより強い子どもが、雲の上にいたのです。さて、それはいったいだれでしょう。ドラキュラーの泣き顔を見たい人は、ぜひどうぞ。(幼年から)

8月 緒島英二さんが選んだ3冊

■『ふねくんのたび』
いしかわ こうじ 作・絵/ポプラ社・1,260円
 小さな小さな船にお客さんがやってきます。遠く離れた友達への手紙を預かり船は旅に出ました。嵐の夜や星の輝きの中、大きな船に追い越されても、船はゆっくりゆっくり手紙を届けました。メール社会をふと考えてしまいました。  (幼年向き)
■『むしのもり』
タダ サトシ 作・絵/小学館・1,365円
 虫の世界は、子どもたちにとっていつも魅力的なものです。この作品の中にも、みんなの大好きな虫がいっぱい登場します。絵も素晴らしく、理科的にもとても参考になる絵本です。子どもの眼がキラキラ輝く姿が、思い浮かびます。  ( 小学校低学年向き)
■『ペンギンのゆうえんち』
さかざき ちはる 作・絵/幻冬舎・1,260円
 Suicaでおなじみのペンギンが大活躍する絵本です。ペンギンのスイッピ一家は、ゆうえんちに出かけました。次から次へと乗り物を楽しんで、最後はお化け屋敷につきました。さて、スイッピは恐いお化けにどう立ち向かうのでしょうか。(幼年から)

7月 緒島英二さんが選んだ3冊

■『いのちのいろえんぴつ』
豊島 加純 詩・絵こやま 峰子 文 マイケル グレイニエツ 絵
教育画劇・1,575円

 豊島加純さんは、10歳の時に脳腫瘍を発病しました。その後病気と戦いながら、先生からもらった12色の色えんぴつで、詩と絵を書き続けました。2003年、加純さんは永眠されました。
(小学校低学年から)

■『犬ロボ、売ります』

レベッカ・ライル 作、松波 佐知子 訳 小栗 麗加 絵
徳間書店・1,365円

 犬は可愛い生き物ですが、それが家事を手伝ってくれたら、どんなにいいでしょう。ロボットのロボ・ワンは手伝い犬です。「どんなにきつく働かされても、一生懸命働けば、きっとみんなぼくを好きになってくれる」。そう思いながらロボット犬は毎日働き続けるのでした。(小学校中学年から)

■『おすしのせかいりょこう』

竹下 文子 文、鈴木 まもる 絵
金の星社・1,260円

 回転ずしは、誰でも好きなメニューのひとつでしょう。しかし、ある日おすしたちは、毎日の生活にあきて、店をとび出してしまいました。色々な国を旅しながら、おすしはついに宇宙に行ってしまいました。(小学校低学年向き)

6月 緒島英二さんが選んだ3冊

『いいんだよ』
水谷 修 著
日本評論社・1,050円

 夜回り先生として有名な著者です。夜の街を歩き、現代の子どもたちと正面から向かい合う活動をしてきた先生です。その著者の思いが、いくつもの言葉となり、 一冊の詩集として収められました。あなたの心の支えとなる言葉の数々です。(小学校高学年から)

『まめうしのももいろのはる』
あきやま ただし 作・絵
PHP研究所・1,260円

 まめうしとは、 まめつぶくらいの小さなうしのことです 。 そのまめうしが、 はるのにおいに誘われて、野原を歩きます。あずきちゃんという友だちと歩きながら、まめうしの心は、はるでいっぱいになりました。でも、やきもちをやく友だちもいて……。桃色の景色につつまれた、心優しい絵本です。(小学校低学年向き)

『ニューヨークのタカペールメール』
ジャネット・ウィンター 作・絵、福本 友美子 訳
小学館・1,575円

 北アメリカにアカオノスリという種類のタカが住んでいます。小高い山に住むタカですが、ある日ニューヨークにやってきて、ビルのてっぺんの天使のかざりに巣を作りました。実話に基づく、心あたたまる絵本です。(小学校低学年から)

5月 緒島英二さんが選んだ3冊

『障害犬タローの毎日』
佐々木 ゆり 文、三島 正 写真
アスペクト・1,500円

 タローは原因不明の病気になってしまいました。でも、ただ生きているだけではありません。足をなくしたタローが、一枚一枚の写真から、大切にしなければならない心について、静かに伝えてくれています。(小学校低学年から)

『へんしんぶうたん!ぼくだけライオン』
きむら ゆういち 作、きたがわ めぐみ 絵
ポプラ社・945円

 ぶたのぶうたんは、優しい家族に囲まれ、毎日を幸せに過ごしています。でもぶうたんには、誰にも言っていない秘密があるのです。実は、家族の中でぶうたんだけがぶたではなく、本当はライオンだったのです。さて、そんなぶうたんのこれからは、一体どうなってしまうのでしょう。(小学校低学年から)

『銃とチョコレート』

乙 一 文、平田 秀一 絵
講談社・2,100円

 さてさて、名探偵がまたまた誕生しました。その名は「ロイズ」。ロイズが、まさかと思う発想で難事件を解決していきます。ミステリーの面白さとは、まさにこんなことでしょうか。本の装丁がとても美しく、春の公園ででも読みたい一冊です。(小学校高学年から)

4月 緒島英二さんが選んだ3冊

『なわとびしましょ』
長谷川 義史 作・絵
学習研究社・1,260円

 「ペッタン・ペッタン」という音がして、長なわとびが始まります。おさむらいがとんで、ろくろ首がとんで、宇宙人がとんで。さて、最後になわをふんでしまったのは誰でしょう。連帯感のある絵本です。(小学校低学年から)

『ペチカはぼうぼう
猫はまんまる』
やえがし なおこ 作、篠崎 三朗 絵
ポプラ社・1,260円

 眠れない夜に、いくつかの不思議な話はいかがでしょう。「ペチカは、ぼうぼう。猫はまんまる。おなべの豆は、ぱちんとはじけた」。
 そんな歌声のような言葉に誘われ、不思議なお話の世界に、あなたもひとり旅してみませんか。(小学校中学年から)

『魔術学入門』

ドゥガルド・A・スティア 作 ジョン・ハウ他 絵、浜田 かつこ訳
金の星社・2,520円

 まさに魔術です。本格的な呪文の数々。さて、色々なことが起こるのが人生です。その都度、どんな魔術をかけたら楽しく生きられるのでしょう。さぁ、今日の呪文は? (小学校高学年から)

3月 緒島英二さんが選んだ3冊

■『ルリユールおじさん』
いせ ひでこ 作・絵         理論社1,680円
 ソフィーは植物図鑑が大好きです。でも、図鑑がボロボロになってしまい、ルリユールおじさんのもとへとやってきました。本のお医者さんのルリユールの、その手のしわに歴史を感じました。(小学校低学年から)
■『ブンダバーのネコの手かします』
くぼしま りお 作  佐竹 美保 絵  ポプラ社1,029円
 大雨で家をなくした道具屋さん。さてさて困ったものです。でもこのホルムの町には、誰も知らない秘密があります。港町ホルムの人しか知らないしゃべる猫ブンダバーが、おしゃべりしながら、次々と仕事をこなしていくのでした。(小学校中学年から)
■『彼岸花はきつねのかんざし』
朽木 祥 作  ささめや ゆき 絵   学習研究社1,260円
 きつねは人を化かすと言います。かの子のおばあさんは、ばかされっぱなしです。でもかの子の前に現れた小さなきつねは、かの子と友だちになりました。原爆と戦争を伝えながら、一瞬にしてなくなってしまう悲しみが胸の奥にしみてきます。(小学校中学年から)

2月 緒島英二さんが選んだ3冊

■『パラパラ山のおばけ』
ライマー 作・絵、中 由美子 訳      岩崎書店1,365円
 ルルという名の白ブタがいました。ある日ルルは、山の上からころがり落ちてしまいました。ルルは、そこでおばけに会ったのです。おばけに会ったというルルの話に、村のみんなは大パニックになってしまいました。いかにもおばけが出そうな絵も、とても幻想的ですてきです。(小学校低学年から)
■『うたうのだいすき』
J・E・マッケン 文、ル・ホェン・ファム 絵、河野 万里子 訳   小峰書店・1,470円
 まず絵の素晴らしさに心がすいよせられます。少年が、本当に生きているように感じられます。その歌うことが大好きな少年は、朝から眠るまで、ずっと歌い続けます。歌には少年の心がたくさん詰まっています。人のあたたかさを感じさせます。(小学校低学年から)
■『命の重さはみな同じ』
沢田 俊子 文、野寺 夕子 写真     学習研究社・1,260円
 見ようによっては、とっても心が痛くなる写真集です。主人公は、捨てられた犬や猫たち。捨て犬や捨て猫は施設に収容され、保護されていきますが…。動物たちの実際のドラマを追いながら、命の重さを深く感じさせられる写真集です。(小学校中学年から)

1月 緒島英二さんが選んだ3冊

『大切な仲間たちねずみ物語』
辻 信太郎 作・深沢 和美 絵      サンリオ出版・1,260円
 遠い外国に住む伝説の家ねずみジョージ。ジョージは、ねずみの世界の若頭という若者のリーダーになったばかりです。ジョージの冒険を通して、家族や仲間の大切さが胸にしみてくる一冊です。実は、私たちひとりひとりがジョージなのかもしれませんね。(小学校中学年から)

『あいうえおと
aiueoがあいうえお』
はせ みつこ 作・山村 浩二 絵     小学館・1,470円
 日本語の美しさは、声に出すとわかります。特に「あいうえお」は母音といって、世界中の言葉の中にふくまれています。言葉あそびをしながら、言葉の深みがじんわりとわかってくる絵本です。声に出して読んでみて下さい。美しい響きが聞こえるはずです。(小学校低学年向き)

『ペンギンのルーちゃん』

メラニー・ワット 作・絵、福本 友美子 訳    小学館・1,470円
 絵をかくことが大好きなペンギンのルーちゃんが、南極から北極へ引っ越します。学校が変わるので、ルーちゃんは友だちができるか心配です。でも、絵の得意なルーちゃんが絵をかくと、そんな心配が吹き飛ぶほど人が寄ってきました。(小学校低学年から)

12月 緒島英二さんが選んだ3冊

『イモムシかいぎ』
市居 みか 作・絵/小学館・1,575円
 イモムシかいぎのテーマソングにのって、ギチョーさんがかねを鳴らし、会議の開始を告げます。さて、いろんなイモムシが集まって何の会議をするのでしょう。絵も文にマッチして、楽しく心が和らぎます。(小学校低学年から)

『2年3組ワハハぐみ』
薫 くみこ 作・かわかみ たかこ 絵  ポプラ社・945円
 どんどこ小学校2年3組に、転校生がやってきました。名前は、ハリネズ田つん子。さて、おしゃべりも嫌い、笑いもしないこの転校生を中心に、事件が続々と起こります。メリせんせいも、すっかり頭をかかえてしまいました。どうなる、2年3組!(小学校低学年から)

『チームふたり』
吉野 万理子 作・宮尾 和孝 絵  学習研究社・1,260円
 東小卓球部キャプテン、大地のなやみはダブルスを組むパートナーだ。小学校生活最後の試合を、かっこよく仕上げたかったのに、組んだ相手は5年生のダサいやつ。さて、1+1は、2になるのか1のままなのか、それとも3になるのでしょうか。(小学校中学年から)


11月 緒島英二さんが選んだ3冊

『おほしさま』
たちもと みちこ 作・絵 教育画劇・1,050円
 こぶたちゃんが、お母さんと一緒に星の形のクッキーを焼いています。どんな味がするのかと、森じゅう大騒ぎです。でも、話はいつのまにか本当の星を食べられるということになってしまいました。さて、こぶたちゃんはどうしましょう。(小学校低学年向)

『まじょまつりにいこう』
せな けいこ 作・絵 ポプラ社・1,260円
 あるところで「魔女の祭り」がひらかれます。でも招待されたのはネコばかり。うさぎはどうしても行きたくて、ネコに変装するのですが、それがバレてさぁ大変。魔女に追われるうさぎはどうなるのでしょう。(幼年から)

『ぎょうれつのできるパンやさん』
ふくざわ ゆみこ 作・絵 教育画劇・1,365円
 ぺこぺこばやしのむこうの、もぐもぐぼくじょうのむこうの、ぐうぐうやまのおくに、そのパン屋さんは店を開きました。さて、どんなパンを焼いているのでしょう。何とも味わいのある絵が、とても印象的です。(小学校低学年から)


10月 緒島英二さんが選んだ3冊

『こわいドン』
武田 美穂 作・絵/理論社・1,050円
 ぼくはひどいこわがり屋です。夜中に物音がしただけで、もう眠ってなんていられません。次々とこわいものが、ぼくを襲ってきます。そんな時、ぼくはないちゃうドンに変身してしまいますが……誰にでも思いあたるこわさかもしれませんね。(小学校低学年向)

『ぶた公園に集まれ! !
ばん ひろこ 作 鈴木 びんこ 絵 文研出版・1,260円
 とある団地の公園をめぐる物語です。公園にはいろいろな友だちがやってきます。元気に走りまわる子、友だちと楽しく遊ぶ子。でも、そんな公園にちょっと気になる子を見つけました。子どもたちの気持ちをまっすぐに見すえた力作です。(小学校中学年から)

『パコ』
森山 京 作 広瀬 弦 絵 ポプラ社・1,155円
 亡くなったと言われていたヒロのお父さんが、実は生きているとお母さんから知らされます。ヒロは、大好きなゾウのぬいぐるみのパコといっしょに、お父さんに会いに出かけます。小さい時からずっといっしょだったパコと、ヒロはお父さんの話に耳を傾けるのでした。(小学校低学年から)


9月 緒島英二さんが選んだ3冊

『たいようオルガン』
荒井 良二 文・絵 アートン出版社・1,470円
 たいようが奏でるオルガンの音色に乗って、ゾウバスの長い旅が始まります。さて、どんなお客さんがバスに乗り込んでくるのでしょう。絵のおもしろさと色彩の美しさに、目をうばわれる絵本です。ゾウバスに乗って、美の世界に旅に出ましょう。(幼年から)

『ペネロペうみであそぶ』
アン・グッドマン 文 ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵 ひがし かずこ 訳/岩崎書店・1,575円
 主人公のペネロペが、貝がらをひろったり、魚とたわむれたりしながら、楽しく海で遊んでいます。読者もペネロペと一緒に遊べるように、楽しく工夫されたしかけ絵本です。(幼年から)

『はじめての文学』
重松 清 著/文藝春秋社・1,300円
 直木賞作家の重松清が、青少年に向けて様々なメッセージを伝える短編集です。色々な作品に収録されている短編の再編ですが、8編のどれをとっても胸打つものが散りばめられています。人の心の動きについて、また考えさせられました。文学への入口が開かれています。(中学生から)



8月 緒島英二さんが選んだ3冊

『いのちのおはなし』
日野原 重明 文 村上 康成 絵  講談社・1,365円
 日野原さんは、95歳のお医者さんです。お医者さんをしながら、いろい ろな小学校で「いのち」の授業をし ています。「いのち」とは、今という時間であることが、心の奥まで伝わって きました。(小学校高学年から)

『みーんな、かめ!』
ふくだとしお・ふくだあきこ 作  幻冬舎・1,365円
 かめにもたくさんの種類がいます。 ほしかめ、あおうみかめ、ながくびか めなど、珍しいかめが連続して出て くる楽しい絵本です。かめの物語を 楽しみながら、かめについてたくさん のことがわかるかも。(小学校低学 年から)

『ちびまる子ちゃんの 暗誦百人一首
さくらももこ 原作 米川 千嘉子 著  集英社・893円
 誰でも知っている百人一首ですが、 知っていそうでなかなかわからないも のです。今回まるちゃんのガイドで、 古典が本当に身近なものになりました。 百一人めは、自分の力で作りましょう。 (小学校高学年から)

 

7月 緒島英二さんが選んだ3冊

『ゆうやけごはんいただきます』
長崎夏海作長谷川知子絵
ポプラ社・945円
 石ころの研究家であるお父さんは、なかなか家に帰ってきません。やっと戻ってきたお父さんと、夕焼けをながめながら、お母さんのおにぎりをほおばって、小さな石ころの長い歴史に思いをつなげます。(小学校低学年向)

『おばけかぞくのいちにち』
西平あかね作・絵/福音館・840円
 夜、いつまでもおきていると、「もう、おばけの時間よ」とお母さんに言われました。ちょうどその頃、本当におばけの家族が目を覚まし、夜の街へととびだしていったのです。2つの家族の対比が、とても面白く
伝わります。(小学校低学年向)

『まぜこぜシチュー』
ロアルド・ダール作 クェンティン・ブレイク絵 灰島かり訳評論社・1,050円
 カメにメカつけ、ウサギをサギに。
誰でもが知っている昔話を、ダール風にアレンジして楽しみが一層深まりました。言葉あそびとダールの
味つけをご賞味ください。(小学校中学年から)


6月 緒島英二さんが選んだ3冊

『としょかんライオン』
ミシェル・ヌードセン作ケビン・ホークス絵 福本友美子訳/岩崎書店・1,680円
 ある日、町の図書館にライオンがやってきました。読みきかせの時間を楽しみに、ライオンは図書館の仕事を手伝います。でも、ちょっとした事件がきっかけで、ライオンは図書館を追放されてしまいました。きまりを守るとは、何なのでしょう。(小学校低学年向)

『さらわれた天使〜千草、スマイルください!〜』
繁田徹・繁田江里共著/ 文芸社・1,155円
 マイコプラズマ菌による急性肺炎で、千草さんは若くして亡くなってしまいました。そんな千草さんの手
記を織り混ぜながら、両親の思いが、今伝わってきます。命のはかなさと家族の絆を考えさせられます。(中学生から)

『裁判官の爆笑お言葉集』
長嶺超輝著/幻冬舎新書・756円
 日頃、暗くて堅いイメージのある裁判官が、判決の時に、こんなことを言っていたのですね。裁判とは、やはり人が人を裁くものなのです。陪審員制度を思いながら、笑ってしまうことも涙を流すことも、この一冊に含まれていました。(中学生から)

5月 緒島英二さんが選んだ3冊

『えほんをよんで、ローリーポーリー』
リリ・シャルトラン作ロジェ絵 徳永玲子訳/ポプラ社・1,260円
 ローリーポーリーは、ちょっと太めのモンスターです。モンスターの仕事は、人間をこわがらせること。ある日、驚いた女の子が落としていった絵本を、ローリーポーリーが拾います。さて、ローリーポーリーは、その絵本をどうするでしょう。(小学校低学年向き)

『獣の奏者T 闘蛇編』
上橋菜穂子著/講談社・1,575円 
獣ノ医術師である母をもつ少女エリンは、その母と二人で暮らしています。ある日、母がひとつの事件の責
任をとって処刑されてしまいます。孤児となったエリンは、天を翔ける王獣と出会い、自分の生きる道を探していきます。文化人類学に精通した作者ならではの大型ファンタジーです。続編の王獣編も読みごたえ十分です。(小学校高学年から)

『空の名前』
高橋健司写真・文 角川書店・2,625円
 翼雲(つばさぐも)、雪紐(ゆきひも)、セントエルモの火などという自然現象を、みなさんはどれほど体験されたことがあるでしょうか。百をはるかに超える自然の力を、美しい写真で紹介してくれています。理科的な眼で見るだけでなく、言葉の麗しさにも心躍らされます。(小学校高学年から)


4月 緒島英二さんが選んだ3冊

『またあした』
さえぐさひろこ作 ひろかわさえこ絵 ひさかたチャイルド・1,260円
 大の仲良しのくまくんときつねちゃん。それぞれ将来のお互いの姿なんて想像しながら、いつも楽しく遊んでいます。そんなふたりが、ある日ケンカをして……。その日の帰り道、ふたりは大事な忘れ物を思い出しました。(小学校低学年向き)

『幻・方法』
吉野弘著 日本図書センター・2,310円
 吉野弘さんという詩人の昭和34年に刊行された詩集の愛蔵版です。初刊のデザインそのままで、レトロな
雰囲気の中、吉野さん独特の言葉の数々が、時に優しく、時に哀しく、時に厳しく読者の胸に伝わってきます。生きるということを、もう一度考えてみましょう。(中学生から)

『Presentino―ありがとう。のおくりもの』
竹本聖作 古瀬稔絵 ぶんか社・1,575円
 美しいデザインの中、作者の心のこもった言葉が、宝石箱のようにちりばめられています。「ありがとう」
という一言の中に、いったいどれほど沢山の違った思いが詰め込まれていることでしょう。(小学校高学年から)


3月 緒島英二さんが選んだ3冊

『白いソニア』
渕上サトリーノ作さわたりしげお絵 自由国民社・1,575円
 ラブラドール・リトリバーという犬は、黒い毛並みの犬です。ソニアも小さい時から、ずっと黒い犬でした。でもある日、悲しい出来事があって白い犬となってしまったのです。実話に基づいたお話で、白いソニアは今も健在だと聞きました。ソニアの悲しみとは、一体何だったのでしょう。(小学校中学年から)

『この街で』
新井満文 黒井健絵 PHP研究所・1,260円
 「この街で生まれ、この街で育ち。」と、新井満の声が聞こえてきそうな歌が,黒井健の情緒あふれる絵と一緒になって、心温まる絵本になりました。こんな時代に、こんな人と出会って、こんな人生を送ってきたと、しみじみとした感動を伝えてくれる秀作の絵本です。(小学校低学年から)


『八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅』
清川妙著/小学館・1,680円
 何か新しいことを始めるのに、年齢なんてひとつも関係ないのです。53歳から英語を習い始め、65歳で
イギリスひとり旅。そんな老人の旅日記は、みなさんの目にどう映るのでしょうか。人間は、常に可能性に向かって生きているのだということを、改めて教えてくれます。(中学生から)


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